東京シティコンサートブラスは、プロフェッショナル・コンダクターのIan Porthouse(イアン・ポートハウス)氏が英国での多忙により退任し、後任として作曲家・指揮者のTom Davoren(トム・ダヴォレン)氏が就任しましたことを発表いたします。Porthouse氏はRichard Evans(リチャード・エヴァンス)氏の後任として2019年よりご指導いただき、コロナ禍による中断を挟んで昨年12月バンド設立20周年記念演奏会で指揮・指導を再開、サウンドとスタイルに磨きをかけていただきました。これまでの熱心なご指導と貢献に団員一同心より感謝申し上げます。

 英国ウェールズ出身のTom davoren氏は王立ウェールズ・音楽演劇学院でテューバを専攻、カーディフ大学で作曲の修士号取得。英国ロイヤル・エアフォース・セントラル・バンド、アメリカ海兵隊バンド、コーリー・バンド、イェンス・リンデマン(トランペット)、スティーヴン・ミード(ユーフォニアム)等、世界トップレベルのバンド・ソリストから楽曲を多数委嘱され、新進気鋭の作曲家として注目されています。
指揮者としてはデスフォード・コリアリー・バンド、フェアリーバンド・フィルトンコンサートブラス、サルフォード大学等の英国名門バンド・大学の指揮者を歴任。現在は米国ベネディクティン大学で教鞭を取る傍ら、フリーステイト・ブラスバンドをはじめ吹奏楽・ブラスバンド指揮者として活躍しています。

 東京シティコンサートブラスとは2017年6月に初共演、2022年12月にはバンド設立20周年記念委嘱作品「Tokyo Rising(トーキョー・ライジング)」初演を指揮。就任後初コンサートは次回2023年12月16日の第46回定期演奏会です。